악몽의연대기

悪夢シリーズ。<そこに行ってはならなかった。>EP01

作成: 2024-06-05

作成: 2024-06-05 11:27

悪夢シリーズ。<そこに行ってはならなかった。>EP01

悪夢シリーズ。 <そこに行ってはならなかった。> EP01


「そこには行くべきではなかった。」


暗い駐車場で、自転車に乗って出口を探していた。しばらくさまよったが、出口も人も見当たらなかった。そして、駐車場の端、暗くて深い場所にたどり着いた。

「あそこかな?」と思い、自転車から降りてゆっくりと中に入っていった。すると、隅にあった小さなドアから、一人の女性が顔をのぞかせて私を見ていた。全身に鳥肌が立ち、固まってしまったが、なんとか振り返って自転車に乗って反対側に走り出した。

後ろからハイヒールの音が、遠ざかることなくずっと追いかけてきた。必死にペダルを漕いだ。すると、暗闇の中で私の部屋のドアが見えた。自転車を投げ捨てて、ドアをバタンと開けて中に入り、隅に隠れた。息を潜めて、何も起こらないことを切に願った。

カチャッ。それがドアを開けて入ってきた。クンクンと匂いを嗅ぎながらキョロキョロと辺りを見回すと、獣のように私に飛びかかってきた。首を締め付けられる痛みで、悲鳴を上げることもできなかった。それは私を押し倒し、裂けるような声で叫んだ。

「誰だ!顔を見せろ!」

すると、ある瞬間、寝起きで金縛りにあった。「あ、まだ終わってなかった…」普段なら金縛りに遭っても絶対に目を覚まさないのに、今回は知らない間に目が覚めてしまった。黒い物体が私の首を締め付けながら、顔を見せろと叫び続けている。「このままでは死ぬかもしれない」という恐怖でパニックになった。

どれくらい苦しんだだろうか…

猫が私を起こしてくれたおかげで、やっと解放された。しばらくの間は、夢なのか現実なのか区別がつかないほどぼーっとしていた。



<悪夢>シリーズ連載します。

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